【東洋医学】シンガポールでみるアーユルヴェーダと漢方 前編
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY YUKAです。
わたしはシンガポールに来てからとても身近になった東洋医学、スパイスや漢方、生薬について勉強しています。シンガポールでの普段の生活の中に漢方や生薬、スパイスがたくさんあるからです。英語にはなりますが書籍など、日本語よりもたくさんの情報があります。
今日はシンガポールでみる東洋医学のお話をしたいと思います。
ちょっと長くなりそうなので、前編・後編に分けて綴っていこうと思います。
まず東洋医学とは何ですか?
というお話から。
世の中には大きく分けると西洋医学と東洋医学という二つの医学があり、
西洋医学は先進国のほとんどの国では主流で、投薬や手術といった方法で治療していく医学です。
そしてこれに対して東洋医学は漢方などの生薬、アーユルヴェーダ、鍼灸などといった方法で体の内側、根本から不調を治していく、という医学です。
状態によっては今すぐに手術をした方がいい場合や、体に負担をかけずにゆっくりと生薬で治療していくなど個人的な好みや判断もありますしどちらが良いとは一概には言えないと思います。
わたしが個人的に言うなら、
緊急の場合や大きな病気の場合は西洋医学、小さな不調や短期的な不調なら東洋医学を選びたいです。
もともと小さい頃から母がマクロビ気質だったことや祖母が農業をしていたこともあり、
家で野菜や生薬を使って風邪を治す、なんてことは当たり前にありました。
小さい頃てんかんの症状があったわたしは母に連れられて温泉(湯治)へ行ったりもしていたそうです。
大人になって痛み止めを飲んで仕事をすることがたまにありましたが、
それ以外はあまり薬を買ったり飲んだりしたことはありません。
シンガポールに来てから出会ったアーユルヴェーダ
アーユルヴェーダ、もともと美容業界で働いていたのでもちろんその言葉は知っていたのですが実際に体験したことはなく、
何となく日本にいるときは医療というよりはエステティックやマッサージの枠で捉えていました。
そんなわたしがインド系のシンガポール人やインド出身の方も多く住んでいるシンガポールで
世界最古の医学、アーユルヴェーダに出会いました。
5000年の歴史を誇る、インド・スリランカの伝統医学です。
5000年ってすごくないですか?
アーユルヴァーダの治療院で有名なところがあって通っている、という友人からの口コミで初めて治療院へ行きました。
治療院、ですよ、マッサージではなくて。
通っている方は主にインド系の方だし、先生や受付のスタッフもインド系なのですが、中にはそうでない患者さんもいました。
直接コンサルテーションの時に先生に日本人の患者さんもすごく多いよ、とお伺いしました。
まず受付をしてコンサルテーションを先生にしてもらい、その判断で別の個室での治療が行われていく感じ。
コンサルテーションルームに入って先生に挨拶をすると、
あ〜あなたピッタ!そしてちょっとだけカッパ。
とすぐにドーシャ(アーユルヴェーダでいう生命エネルギーのバランス)を言い当てられました。調べていたので自分的に完全にピッタ( 火と水の元素を持ち、基本的に激しい性質)だろうなと思っていたのでやっぱりそうなんだ、と思いました。
そして、
どうしてわたしを見ただけでわかるの?!(顔が派手だからですか?という意味も含む)
と率直に聞いてみると、
顔や肌を見ればわかるよ、ほら、ほくろたくさん、ね、あなたピッタ。
と言われました。
確かにわたしは日焼けしやすいし、ほくろもたくさんあります。
そのあと舌を見てもらい、気になる症状を話したところ、
ストレスあるね、今日はシロダーラやってみて。
ということになり別部屋で人生初のシロダーラを受けることに。
額からオイルをかけられる、あれです。
実際一回で効果があったのかは正直わかりませんw
ただ額から頭部をオイルが伝っていくのと同時に頭の中にあるストレスが流れていくようなリラックスした雰囲気は感じました。
治療にはシロダーラの他にもマッサージなどもあります。
シンガポールに来たばかりの時
エジプト出身の友達に、生理痛でお腹が痛い、という話をしたらターメリックラテが飲めるカフェに連れていってくれました。
痛み止でターメリックを薬みたいに飲むんだよと言われて飲んで効果を感じてからは、
ターメリックラテをよく飲むようになりました。
(生理痛があっていつも鎮痛剤を使う女性の方に本当にオススメしたい)
ターメリックはアーユルヴェーダで頻繁に使われる重要なスパイスの一つです。
ターメリックの鎮痛作用を自分の身をもって感じてから、生薬・スパイスって天然の薬なんだなということが深く理解できてそれからスパイスについて学ぶようになりました。
こちらはスパイスを科学的に分析・分類してブレンドしたり生活にと入りれるためのTipをまとめてくれている書籍。
わたしの持ち合わせている英語力だと
スパイスの勉強の前にまず英語の勉強になってしまうのが少々残念なところではありますが、
それにしても興味深く探究心が湧いてくる内容です。
例えばスパイスを使ったスパイシーホットチョコレートやバブルティーのアラビアンナイト、
漢方の概念から作ったライチティーなど
ASIAN RAD AFTERSのメニューにもこの東洋医学やスパイスを盛り込んでいます。
わたしがシンガポールやアジアで学んだことや体感したことを日本でも知っていただけるように日々大阪新町店と連携を取りながらメニュー展開を考えています。
シンガポールでの漢方のお話を含めたお話を後編でしていきたいと思います。
続きも読んでいただけるとありがたいです。
ではまた。