初めてのヒジャブ

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こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY YUKAです。

 

この写真、びっくりしましたか?

実は私、先日初めてヒジャブをつけて歩きました。

 

ヒジャブ、とはイスラム教の女性が宗教上の理由から毛髪を隠すためのつける布です。

ヒジャブの他にもニカブなどもっと顔も全体的に隠すタイプもあります。

 

私は今シンガポールに住んでいるのですが、

シンガポールは多国籍国家でありたくさんの国籍や人種、宗教を持つ人たちが暮らしている国です。

ヒジャブをつけた人を見たことがない人なんてシンガポールにはいないと思います。

職場にも必ずと言っても過言ではないぐらいイスラム教の方がいます。

日本ではあまり見たけたことがない方がいるかもしれませんが、シンガポールやマレーシア、インドネシアなどでは本当に当たり前の光景なのです。

 

さて、どうして今回イスラム教ではない私がヒジャブをつけたのか、です。

私のお店のスタッフや、コンサルや商品開発でお世話になった現地の企業にももちろんイスラム教の女性はいて、仲の良い友人にもいます。

その中で友人のしていることが気になってラマダン(イスラム教の断食月)を経験したりして来ましたが、ムスリマ(イスラム教の女性)のヒジャブやニカブがどうしてかエキゾチックでミステリアスに見えていて、私もいつかつけて見たいなあと密かに思っていたんです。

 

そしてCB(シンガポールの軽めのロックダウン)が段階的な解除のフェーズに入り、

外出ができるようになってすぐムスリマの友人に連絡すると、

ヒジャブのお店で働いているから遊びにおいで!と言ってくれました。

 

当日、ムスリマメイクを意識していつもより濃いめのメイクをして、

暑いけれど長袖を持ち、(肌を露出できない)

ドキドキしながら友人の働くお店へ行って来ました。

 

白を基調とした明るい店内、

友人の他のスタッフも全員気さくに話しかけてくれとても居心地が良かったです。

実際私はイスラム教ではないので場違いかな?とも少し思ったのですが

そんなことはなくとてもHappyな接客で出迎えてくれました。

 

そしてカラフルでたくさんの素材のヒジャブを何度も試着させていただき

お気に入りのパープルがかったブラウンのヒジャブをGETしたのでした!

 

選んでいる時間、試着させていただいている時間はいつものお洋服を選んでいる時間と何ら変わりなかったです。

『ねえ、これってすごくファッションだよね?』

と私がいうと

即答でYes,オフコース。

 

やっぱりそうなんだと思って、

何だか勝手に厳しそうって想像していたムスリムなのに

みんなとても明るくてキラキラした表情をしていたのが印象的。

 

インナー(ヒジャブをかぶる前に髪の毛をまとめるためにかぶるもの)や、

ヒジャブの巻き方などいろいろ教えてもらって、

最後は購入したヒジャブを頭に巻いてもらい、アラブエリアを散歩しながら帰宅したのでした。

 

思ったより暑くなかったことに自分でもびっくり。

どちらかというと、個人的にはヒジャブを巻いた頭より長袖を着た体の方が暑かったです。

 

他のムスリムの友人たちに写真を送るとみんな『似合う!!』と

言ってくれてすごく嬉しかったです。

中東出身のムスリムの友人には、

アジアのムスリムと中東のムスリムでもヒジャブの巻き方や着こなしが結構違うんだよ、

と教えてもらいました。

 

なるほど。奥が深いです。

 

最近ではハナ・タジマがムスリム向けのファッションでユニクロとコラボしたり、

ラハマリア・アウファ・ヤジッドさん

https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/aufa-tokyo

というインドネシア出身で日本在住のムスリムのファッションインフルエンサーなど

日本でもちらほらムスリムの話題を聞くことが少しずつ増えてきた印象です。

 

先日アウファさんの日本語とインドネシア語のインスタライブを視聴させて頂いたのですが

ヒジャブとハットを合わせるスタイルやストリートスタイルのコーデなど、

ヒジャブのつけ方やファッションにもこんなにバリエーションがあって宗教を超えてファッションを楽しんでいるんだなというのが伝わって来て、とても勉強になりました。

 

同じ女性として私はムスリムの友人からヒジャブをつけていることで

外国で差別されたことがあるという話を聞いて本当にショックでした。

わたしはたまたま日本人の両親のもと日本で生まれ育ちましたが、

シンガポールでムスリムの両親から生まれた子だったかもしれません。

そのような少しの違いで自分がそういう目で見られたらどんな気持ちだろうな、心が痛くなりました。

ヒジャブをかぶっていようがいまいがわたしには関係なくて、友達は友達だし、

スタッフはスタッフ。

 

信仰が違ったり国籍や肌の色が違ってもお互いを尊重しあいながら付き合うことが

普通で当たり前のことになるといいなと心から思います。

 

ヒジャブをかぶってみたことで

わたしはちょっとだけ友人たちのことを知れたような気がしました。

今まで一度も同じ宗教になってよ、なんて言われたことはないのですが、

ヒジャブをつけたわたしを見て

みんな笑顔で「似合うよ〜!」と言ってくれて単純に嬉しかったのでした。

 

こうやって友達が増えていくと、

世界は広いようで狭いんだなと思わせてくれます。

もっと知らない世界を見てみたくなりました。


実際にわたしがヒジャブを選んだ動画はこちらをご覧ください⇩

 https://m.youtube.com/watch?v=31hxG_5Dc04


http://asianradsfters.com/