こんな試食ありますか?
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY、 YUKAです。
だいぶブログをおろそかにしていました・・・
最近は新しい商品開発をしたり、YouTubeの動画を作ったり、日本のことやらシンガポールのことやら色々やっています。
タイトル、意味わからないですよねw
こんな試食ありますか?
ってなんのことだよって感じですよね。
先日お世話になっている家族に何か手土産を持っていきたいなと思い、何が良いか調べていたのですが、家の近所のお店だとつまらないので何か気を使わないぐらいの価格のもらって嬉しいものを探していたのです。
その中に、サニーヒルズという台湾のパイナップルケーキのお店がありました。
こちらのブランドは台湾のブランドですがシンガポールに直営店を2店舗持っていて、日本にも1店舗あるパイナップルケーキのブランドです。
台湾では食べたことがないのですが、ASIAN RAD AFTERSも京都の百貨店催事で過去にご一緒させていただいたことがあり、購入して食べたことがあるのですがとても美味しかったことを覚えています。
シンガポールにも直営店があり日本人にも人気店のようなのでラッフルズホテルにある店舗に
行ってみることにしました。
カフェにしてもお土産にしてもアフタヌーンティーにしても、立地も含めラッフルズホテルにいつも行っているような気がします。
とても素敵で大好きなホテルです。
そして店舗に入ってみると店員さんが丁寧に商品説明をしてくださって、奥を見るとカフェのようなスペースがあったのです。ちょっとそこで座って何か飲んで行こうかなと思ったらそれはカフェではなく、来店したお客様に試食をしてもらうスペースでした。
しっかりとしたテーブルと椅子が置いてあり、見るからにカフェのようでした。
座ってくださいと言われて座ると、
丸ごと一つのパイナップルケーキと、カップに入った烏龍茶が丁寧にトレーに乗せられて運ばれてきました。
思わずお金払います、と言いそうなぐらいしっかりとした試食だったのです。
今まで試食したことは何回もありますし、スイーツに感じてももちろんありますが、
普通商品を半分、もしくは小さめにカットして容器に入れたりして試食してもらいますよね。
きちんとした席にかけて、お茶まで出していただいてこんなに丁寧な試食をしたのは生まれて初めてのことでした。
そして、こんなにしてくださったのに購入しないで帰るお客さんはほぼいないだろうなと思いました。
もちろんお菓子は美味しいし、お茶も美味しかったし、購入するつもりで入店したのですが、
こんなにサービスしていただいてまた来ようと思いました。
こんな販促があるんだなと初めての経験から学ぶことがたくさんありました。
パイナップルケーキを無事購入して友人宅へ持っていくととても喜んでもらえました。
もしかしたらこのサービスはシンガポールのこちらの店舗だけなのかもしれないのですが、
動画にまとめたのでよろしければ見てみてください。
サトウキビ由来の【生物分解ストロー】を採用いたしました!
こんばんは、ASIAN RAD TEA COMPANY,YUKAです。
なんでいきなりブログを連投しているかというと、1ヶ月サボった罪滅ぼしですw
書きたいネタは日々かなり溜まっていたのですが、なかなかブログに手をつける暇がありませんでした・・・
嬉しい言い訳ですが、シンガポール、日本共に仕事がたくさんいただけてなかなか忙しくなって来ました。
話を戻しますね、
今日はストローのお話です。
みなさんが普段使っているストローは、何製ですか?
プラスチック、シリコン、竹、パスタ、ガラス、ステンレス、タピオカ粉を使ったものなど、
最近だと様々な素材からストローが作られています。
ASIAN RAD AFTERSの店舗でお使いいただくストローも、店内はガラス製のものに切り替えてまいりましたが、今回サトウキビ由来の植物性ストローを採用することにいたしました。
それがこちらの写真のストローです。
落ち着いた自然な色合いも素敵じゃないですか?
今まで脱プラスチックストローを実現させるため様々なストローを購入したりサんプルをいただいて検証していたのですが、長さや規格が合わなかったりとか口当たりがどうもしっくりこなかったりしていたのですが、
私はこちらのサトウキビストロー、使い心地もカラーもとても気に入りました。
同じストローをシンガポールではアラビカコーヒーさんが採用しております。
アラビカさんはじめは紙ストローだったんですが不評だったのか途中からこちらに切り替わっていました。
こちらのサトウキビストロー、通常廃棄されていたサトウキビのカスをアップサイクルしてできたとても素敵な商品で、台湾で作られています。
もともとアジアのカルチャーや魅力を世界へ発信したい、ということで始まったASIAN RAD TEA COMPANYですが、ブランドを始めてからさらにアジアの素敵な商品に出会うことが多く、こんな素晴らしいプロダクトがアジアにあるんだなという驚きや喜びと同時にもっと世界へ広めていきたいなと改めて思っています。
正直な話をすると、すべての商品のプラスチックを変えることができたわけではありません。
というのはコストがなかなか合わせられない商品もあるからです。
もちろん、すべての素材が同価格でなんでも好きなものをフラットに選べるような状態だったらなるべくエコでブランドにあったイメージのもの、サステイナブルな企業の商品を選ぶと思います。
店内ご飲食の方には使い捨てでない食器での提供は以前から始めていますがテイクアウトの容器なども少しずつですが環境に優しいものにしていきます。
どうしてもデザインや耐久性の面でプラスチックを使わなければならない商品はできるだけ可愛いデザインにして、お家に持って帰ってまた使いたい、と思って欲しいなと思いながら商品づくりをしています。
ペーパードリンクスはみなさんおうちでドリンクを入れてリユースしてくれていたり、ドライフラワーを飾ったりするボトルとして使ってくれているのをSNSで見かけるので本当に嬉しく思います。使ってくれているお客様本当にありがとうございます。
ブランドも私個人も成長して良い方向に変化していけたらいいなといつも思っています。
話題の究極のエコ洗剤【ソープベリー】
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY,YUKAです。
いきなりですが皆さんはどんな洗濯洗剤を使っていますか?
私は子供がいるので赤ちゃん用のオーガニックの洗濯洗剤を使っていました。
というのも、妊娠した時に柔軟剤の香りに吐き気がしてしまい自分の使う洗剤はナチュラルなアロマの赤ちゃん用のものに変えたのがきっかけで、
子供が生まれてからも息子は肌が弱いらしくたまにアトピーっぽい肌荒れがあったこともあったので界面活性剤など少し洗濯洗剤には気を使って選んではいました。
小さな赤ちゃんがいるお家はそういった方も多いのではないのでしょうか?
今回ご紹介するのは究極に身体と環境に優しい洗剤【ソープベリー】です。
ソープベリー、初めて聞く方も多いと思いますが、日本ではまだまだ取り扱い店は少ないですがソープナッツ、ランドリーソープという名前で販売されています。
ナッツのような見た目をしていますが、インドやインドネシアなどに生息するムクロジという木の実なんだそうです。日本でも生息している地域もあるそうです。
木の実でどうやって洗濯するの?と思いますよね。
実はこのソープベリー、水に入れて撹拌すると泡が出て来ます。ソープベリーに含まれる天然の洗浄成分サポニンが水の表面張力を崩し衣類の繊維に染み込むことで汚れを浮かせることができるんだそうです。
木の実で洗濯ができちゃうなんてびっくりですよね。
オーガニックやエコ先進国のオーストラリアやニュージーランドで使われているようですが、私はシンガポールにあるオーストラリア発のSCOOP WHOLE FOODSという量り売りのお店で見つけて購入しました。
オーガニックの商品はもちろんそうでないものに比べていいものであるというのは一般的にみんなの共通認識だと思いますが、値段によっては毎日の生活に取り入れづらいものもあります。
例えば使い捨てのものだったりだとかなりコストが上がってしまう可能性もあります。
購入するまでは興味はあったものの絶対高いんだろうな、とりあえず一度使い心地を試してみるか、という気持ちだったのですが実際お店に行ってみると、洗濯5回分のオーガニックソープベリーは7個、価格はなんと$1ちょっと、日本円では100円以下という価格でした。
一回の洗濯に換算すると約20セント、日本円では20円以下です。
あれ、そんなに高くないじゃん、と思いませんか?
ソープベリーをまとめて入れる巾着も購入しましたがそれは何度も使っていけるものでしたし、価格は$1でした。
正直もっと高いものだと思っていたので拍子抜けでした。
さて、肝心の使い心地はというと
まず、ちゃんと洗濯はできていました、洗濯中心配で洗濯機が回るのを見ていましたがしっかり泡が立っていました。
ソープベリー自体にはほぼ匂いや香りはないので、洗い上がりに洗濯した後の洗剤の香りはもちろんありませんが、そこに残された界面活性剤などの有害な成分のことを考えると逆に何も香りがない方が自然な感じすらして来ます。
柔軟剤を使って洗濯した時のようなふわふわな柔らかさというのはありませんでしたが、十分な洗い心地でした。
そして何より、実で、完全なナチュラルなものを使ったという安心感がありました。
洗いあがった洗濯物を見て、
あ〜やっと安心して子供の洋服を洗濯できる、赤ちゃんの時に使ってあげたかったなあと心から思いました。そして、私たちの肌にも環境にも優しいということを実感できてとても安心できました。
日本でもこのエコな天然の洗剤、広まっていってほしいです。
特に赤ちゃんやアトピーの方、ヴィーガンの方にもぜひ使って見てほしいなと思います。
詳しくは動画にまとめて見たのでご興味がある方是非見て見てください。
【体温を上げる】わたしのモーニングルーティーン
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY YUKAです。
体温を上げるために私がやっていることを載せていこうと思います。
まずどうして体温をあげたいと思ったかというと、
毎日自分の意思なしに体温測定をされるからです。
そうして自分の意思なしに体温測定をされるの?意味がわからないという方が多いと思います。
私は今シンガポールに住んでいるのですが、ほぼ毎日体温測定をされます。
誰にって?
スーパーの店員さんやビルの警備員さん、まあ色々なところでされます。
体温測定とともにIDの提出も毎回求められます。
そう、コロナです。
コロナ対策が日本より厳しいシンガポールではロックダウンのような状態はすぎましたが今でもモールやスーパー、オフィスビルに入るときなど必ず体温測定とID(日本でいうと写真付きの免許証のようなもの)を提示しないと入館できません。
モールに入る時、そしてモールの中の各店舗に入る時も必要なのでこんなことを言うのは失礼ですが毎回とても時間がかかって大変です。
なので普通に暮らしていても外出すれば一日に何度も自分の体温を知ることになるのです。
そして自分の体温、思ったよりも低いなあと気づいてしまったのです。
低体温、で思い浮かぶのは免疫低下、病気になりやすい、身体の不調を感じやすい、など。
コロナでいつもより体調や免疫機能の向上を目指したいところですが私が計測で知る私の体温は36.0~36.5です。人間の体温は朝に低く、夕方になると高めになると言われているのでもちろん測る時間によってもだいぶ違います。
たまにもしかしたら計測ミスや機械の誤差かもしれませんが35度台をマークすることもありました。
仕事でお砂糖を使うものを食べたり外食することも多いので、
普段の食生活は生のジンジャーを使う料理を多くしたり、シナモンやターメリックなどのスパイスを入れたり白砂糖を使わない料理に気を使っています。
日本にいる頃よりはシンガポールの気候が暖かいこともあってかだいぶ手足の冷えは無くなったように感じますが、
体温としてはそんなに変わっていないのかもしれません。
体温が上がることで病気を防ぐことができるのはみなさん知っていると思います。
そこで私も体温を上げたいなと思うようになりました。
朝活で体温を上げる
一番体温が低い朝から体温を上げる活動をします。
まず朝起きて主人に子供をシャワーに入れてもらう
↓
その間に歯磨き、ヨガウェアに着替え、子供の学校の準備
↓
子供を着替えさせる
↓
お水とタオルを持って子供と登校
↓
子供を預けたら走って家のジムに直行
↓
筋トレ20分、有酸素40分、計1時間のトレーニング
有酸素の時は走ったり疲れたら速度落として早歩きしたり疲れない程度。
そして早歩きの時にケータイでメールチェックして携帯ですぐに返せるメールは早歩きしながら返信しちゃう。その他SNSのチェックやオンラインショップのアナリティクスを見たりとか。
↓
家に戻りシャワー、コンブチャ一本飲んで軽く朝食
というフローになります。
カリスマトレーナーのAYAさんが朝起きて1時間以内に運動するのが良いと言っていたから夜じゃなく朝にジムにいきます。
私は朝起きて1時間以内にはジムにいて筋トレ始めています。
ポイントは続けられること
続けていける、継続できる内容にするのが私なりのポイントです。
毎日のルーティーンにするため、朝起きたらまずヨガウェアに着替える。
そうすることでジムに直行できます。前は外に走りにいったりもしていたのですが外だと天候に左右されたり面倒になったりするので家(シンガポールのコンドミニアムはジムやプール、スチームサウナなどのファシリティーが付いています)のジムに行くことにしました。
そしてたった1時間だけ、と決めてトレーニングします。
2時間、3時間、もしくは腹筋何回、と決めるとどうしてもしんどくて毎日続けることが嫌になったりすると思います。私も含め人間は環境や感情によって影響されるし、すごく意思が弱い生き物だからです。
だから精神的にも体力的にもしんどくない内容と時間を考えると私にとっては1時間、でした。
1時間って区切ればそこまで体力を消耗することもないし、トレーナーが付いていなくても頑張れる。それ以上だと隣でガンバレーって言ってくれるパーソナルトレーナーが必要だと私は思いました。
筋トレ、1時間するのは私にとって結構つらいことなのですが、20分だったら頑張れます。
そして筋トレばかりだと辛いので、有酸素(だいたいランニングマシーン)で40分。
筋トレの時は携帯置いて触りませんが、
有酸素の時はたまに触ります。心地良いくらいのランニングを息が切れるまで続けて、疲れたら速度を落として歩きながらメールの返信をします。
ちょっと変かもしれませんが私は2つのことを同時にすることができたら時間を有効に使えている気がしてテンション上がります。
仕事の作業が早い方ではないからこう言った工夫が必要なのですが、
ランニング中はもちろん着替えやメイクをする時に、耳で聞き流せる情報(英語の勉強のために英語のスピーチやニュースとか)を流しっぱなしにするのも好きです。
この朝活を取り入れてどうなったかというと、
残念ながらまだ体温は上がっていませんw
でも一つ劇的に変わったことがあります
睡眠の質があがったとことです。
私は以前までベッドサイドに携帯を置いていて、寝る前や寝ていて起きてしまった時に携帯を見てしまう癖があって、その影響なのか眠れなくなることが多かったのです。
携帯を見すぎて眠れなくなると、ベッドからでてリビングか仕事部屋に戻りまた変な時間からラップトップを開き仕事を始める、ということが多々ありました。
もちろん朝は起きられないか身体の疲れが取れていないのでだるかったり。
その日はもちろん仕事ははかどりません。
私は息子のベッドに入る時間、夜8:30に一緒に寝るのですがもちろん眠れるはずもなくベッドに入って寝かしつけるまでもダラダラ、息子が寝てからもダラダラして携帯を見ていることも多かったのですが、
毎日1時間だけ、自分の身体にも仕事にも負担にならない程度に運動を取り入れただけで、すっと眠りにつけるようになりました。
そして夜しっかり睡眠が取れることで朝はすっきり、午前中から仕事もはかどるようになりました。
まだ体温が劇的に上がったわけではありませんが、
このままこの生活を続けて行くことができたら確実に筋肉量が上がり体温も上がってくると思います。
引き締まった身体になって綺麗に洋服を着たい、という願望ももちろんモチベーションの中にありますが
それより健康で長く仕事をしていきたい、人生を楽しみたい、というのが大きな軸にあります。
昔はただ食事を少なくするダイエットで細くなって華奢な身体になりたいと思っていたのに、30代、歳を重ねるってこういうことなんですね。
今は健康になりたいと心から思っています。
【東洋医学】シンガポールでみるアーユルヴェーダと漢方 後編
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY YUKAです。
少し時間があいてしまいましたが前回の続きを書いていこうと思います。
私は日本ではなくシンガポールに住みながら ASIAN RAD AFTERSというアジアンスイーツのブランドをしています。
なぜシンガポールに住んでいるかというと、
まずフランチャイズ店舗の出店オファーがあったからです。
今まで香港、台湾、ノルウェー、イギリス、アメリカなどからフランチャイズのオファーが来ました。ですが具体的に話が進んだのがシンガポールでした。
こんなにたくさんの国の方に興味を持っていただけたのは、インスタグラムでASIAN RAD AFTERSのインパクトのあるバブルワッフルの写真が各国のインフルエンサーから拡散されたことだと思います。
実際海外からのお客様も多いですし、アメリカ人のトップフーディーたちがお店にいらしてくれたこともあります。
そして私はシンガポールの店舗のオープンに合わせてお店のサポートのため日本からシンガポールへ移住した、という経緯です。
実際にシンガポールに住んでみると、
アジアのハブと言われる意味がとてもよく理解できました。
インドやマレーシア、中国など様々な宗教や文化、フードカルチャーが交差したこの場所は、私の仕事にとってもとても興味深く、学びが多い場所でした。
前回はシンガポールで体験した東洋医学、アーユルヴェーダのお話をしましたが、
今回は私がシンガポールに来てとても身近になった漢方のお話をしたいと思います。
私と漢方の出会いは、高校生のときでしょうか?
漢方の緑のラベルの便秘薬を友人含め持っていて飲んでいた気がします。
そして、10年来の友人が漢方薬剤師になったことが大人になってから漢方を飲むきっかけでした。彼女は芸能人御用達の大手美容系クリニックで漢方薬剤師としてたくさんの患者さんを抱えていました。
私は4歳になる息子がいるのですが、産後初めて産後うつのような状態に陥りました。
出産のご経験がある方や、そのご家族ならもしかしたらご理解いただけるかもしれないのですが、例えばすごく落ち込んだり、急に泣きたくなったり、怒りっぽくなったりしたのです。
今思うと、産後のホルモンバランスの乱れが大きな原因だったと想像できるのですが
その他にもなぜか産後に海外出張が多かった主人(思い出すと本当にムカついてくるw)や、
初めての出産だし手伝いに行くよ、と言ってれた遠くに住む両親に素直に手伝いをお願いしなかったこともあり
初めてのほぼ一人での子育てに対して色々なストレスやプレッシャーを抱えていました。
今となっては、なんで小さなことをあんなにネガティブに捉えて苦しんでたんだろう?と不思議に思うのですが、私は母乳が本当に少ししか出ませんでした。
病院では生まれてすぐの赤ちゃんに母乳を飲ませたら免疫がつくんだよと言われて出もしないのに頑張ってみてと言われていました。
なんで出ないんだろう?と悩んでいろんなところに相談に行ったり搾乳機をいろんなタイプ試してみたり、試行錯誤してみましたが理由もわからないし、たくさんご飯食べないと母乳なんて出ないんだから、と言われるがまま一生懸命ご飯を食べまくって無駄に太った時期すらありました。
病院に行ったって、検診に行ったって、みんなから聞かれる”母乳ですか?ミルクですか?”
”どうして母乳出ないの?”の何気ないセリフにいちいち傷ついていました。
そして産後うつや母乳が出ないことも漢方薬剤師の友人に相談してみました。
コンサルテーションシートを記入して問診をしていると、
あ〜鉄分が足りてないしもともと貧血でしょ?だから母乳出ないんだよ、お母さん自体血が足りてないからね。
と私が母乳が出ない原因を教えてくれました。
どうしてお医者さん教えてくれなかったんだろう、って思うぐらい親身に話を聞いてアドバイスしてくれました。
そして私の症状に合わせたオーガニックのオーダーメイド漢方を作ってくれたのでした。
漢方は、薬と違って今飲んで今治る、ということはなくて、少なくても1〜3ヶ月は続けてみてね、少しずつ症状が改善して行くと思うよ、
処方を変えることもできるから改善しているところや変わらないところはまた教えてね、と言われました。
そして3ヶ月後、ほとんどの産後うつの症状は緩やかに治まっていきました。
彼女の患者さんが絶えないのも、彼女の処方する漢方を飲み続ける芸能人が多い理由もとても理解できました。
症状や体質、困っていることをしっかり聞いてくれた上でオーダーメイドで処方してくれるから効果があったんじゃないかなあと思います。
加えて、彼女と話していると自分の体質を理解することができて漢方以外にも普段の生活からも改善していこうという気になりました。
アーユルヴェーダもそうですよね。
自分のドーシャ(エネルギーのバランス)から体質を知って食事を採ってバランスを調整します。
そんな日本での漢方体験を踏まえ、シンガポール移住。
スーパーにも屋台にも、いろんなところに漢方が根付いていることにまず驚きました。
中華系が多いシンガポールですから、もちろん中国の医学の病院もありますし、
漢方を取り扱うお店も多いのです。
ハーバルスープ(薬膳スープ)を販売する屋台、
レストランではバーリーウォーターがメニューにあったり、
ハーバルティーの専門店はいたるところにあり
スーパーには薬膳スープの生薬が売られている。
日本だと専門店に探しに行かなければ普通には売っていないような生薬が簡単に手に入ります。
中華系の家庭ではハーバルティーを家庭で煮出して作っているそうなのですが、
この環境だと作らなくてもすぐに買って飲むことができます。
シンガポールでは本当に漢方は身近だなと感じます。
このぐらい生活のそばにいてくれたら探さなくても当たり前に取り入れることができるのです。
日本と違って常温のお水を持ち歩くシンガポーリアン。
こんなに暑いシンガポールに住んでいても火鍋やハーバルスープを食べたり、温かい白湯を飲む中華系の人々。
はじめは信じられないと思うくらいシンガポールの暑さに参っていたのですが、
冷え性の私はこの土壌に慣れてしまうと手足が冷えないし、このフードカルチャーを取り入れると身体の調子がよくなりました。
これからもこの国でいろんな漢方を体験してさらに健康になりたいですし、
もっと知識をつけてASIAN RAD AFTERSのメニューにも私たちのブランドらしい形で取り入れてお客様にも美と健康をお届けしていきたいと思います。
【東洋医学】シンガポールでみるアーユルヴェーダと漢方 前編
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY YUKAです。
わたしはシンガポールに来てからとても身近になった東洋医学、スパイスや漢方、生薬について勉強しています。シンガポールでの普段の生活の中に漢方や生薬、スパイスがたくさんあるからです。英語にはなりますが書籍など、日本語よりもたくさんの情報があります。
今日はシンガポールでみる東洋医学のお話をしたいと思います。
ちょっと長くなりそうなので、前編・後編に分けて綴っていこうと思います。
まず東洋医学とは何ですか?
というお話から。
世の中には大きく分けると西洋医学と東洋医学という二つの医学があり、
西洋医学は先進国のほとんどの国では主流で、投薬や手術といった方法で治療していく医学です。
そしてこれに対して東洋医学は漢方などの生薬、アーユルヴェーダ、鍼灸などといった方法で体の内側、根本から不調を治していく、という医学です。
状態によっては今すぐに手術をした方がいい場合や、体に負担をかけずにゆっくりと生薬で治療していくなど個人的な好みや判断もありますしどちらが良いとは一概には言えないと思います。
わたしが個人的に言うなら、
緊急の場合や大きな病気の場合は西洋医学、小さな不調や短期的な不調なら東洋医学を選びたいです。
もともと小さい頃から母がマクロビ気質だったことや祖母が農業をしていたこともあり、
家で野菜や生薬を使って風邪を治す、なんてことは当たり前にありました。
小さい頃てんかんの症状があったわたしは母に連れられて温泉(湯治)へ行ったりもしていたそうです。
大人になって痛み止めを飲んで仕事をすることがたまにありましたが、
それ以外はあまり薬を買ったり飲んだりしたことはありません。
シンガポールに来てから出会ったアーユルヴェーダ
アーユルヴェーダ、もともと美容業界で働いていたのでもちろんその言葉は知っていたのですが実際に体験したことはなく、
何となく日本にいるときは医療というよりはエステティックやマッサージの枠で捉えていました。
そんなわたしがインド系のシンガポール人やインド出身の方も多く住んでいるシンガポールで
世界最古の医学、アーユルヴェーダに出会いました。
5000年の歴史を誇る、インド・スリランカの伝統医学です。
5000年ってすごくないですか?
アーユルヴァーダの治療院で有名なところがあって通っている、という友人からの口コミで初めて治療院へ行きました。
治療院、ですよ、マッサージではなくて。
通っている方は主にインド系の方だし、先生や受付のスタッフもインド系なのですが、中にはそうでない患者さんもいました。
直接コンサルテーションの時に先生に日本人の患者さんもすごく多いよ、とお伺いしました。
まず受付をしてコンサルテーションを先生にしてもらい、その判断で別の個室での治療が行われていく感じ。
コンサルテーションルームに入って先生に挨拶をすると、
あ〜あなたピッタ!そしてちょっとだけカッパ。
とすぐにドーシャ(アーユルヴェーダでいう生命エネルギーのバランス)を言い当てられました。調べていたので自分的に完全にピッタ( 火と水の元素を持ち、基本的に激しい性質)だろうなと思っていたのでやっぱりそうなんだ、と思いました。
そして、
どうしてわたしを見ただけでわかるの?!(顔が派手だからですか?という意味も含む)
と率直に聞いてみると、
顔や肌を見ればわかるよ、ほら、ほくろたくさん、ね、あなたピッタ。
と言われました。
確かにわたしは日焼けしやすいし、ほくろもたくさんあります。
そのあと舌を見てもらい、気になる症状を話したところ、
ストレスあるね、今日はシロダーラやってみて。
ということになり別部屋で人生初のシロダーラを受けることに。
額からオイルをかけられる、あれです。
実際一回で効果があったのかは正直わかりませんw
ただ額から頭部をオイルが伝っていくのと同時に頭の中にあるストレスが流れていくようなリラックスした雰囲気は感じました。
治療にはシロダーラの他にもマッサージなどもあります。
シンガポールに来たばかりの時
エジプト出身の友達に、生理痛でお腹が痛い、という話をしたらターメリックラテが飲めるカフェに連れていってくれました。
痛み止でターメリックを薬みたいに飲むんだよと言われて飲んで効果を感じてからは、
ターメリックラテをよく飲むようになりました。
(生理痛があっていつも鎮痛剤を使う女性の方に本当にオススメしたい)
ターメリックはアーユルヴェーダで頻繁に使われる重要なスパイスの一つです。
ターメリックの鎮痛作用を自分の身をもって感じてから、生薬・スパイスって天然の薬なんだなということが深く理解できてそれからスパイスについて学ぶようになりました。
こちらはスパイスを科学的に分析・分類してブレンドしたり生活にと入りれるためのTipをまとめてくれている書籍。
わたしの持ち合わせている英語力だと
スパイスの勉強の前にまず英語の勉強になってしまうのが少々残念なところではありますが、
それにしても興味深く探究心が湧いてくる内容です。
例えばスパイスを使ったスパイシーホットチョコレートやバブルティーのアラビアンナイト、
漢方の概念から作ったライチティーなど
ASIAN RAD AFTERSのメニューにもこの東洋医学やスパイスを盛り込んでいます。
わたしがシンガポールやアジアで学んだことや体感したことを日本でも知っていただけるように日々大阪新町店と連携を取りながらメニュー展開を考えています。
シンガポールでの漢方のお話を含めたお話を後編でしていきたいと思います。
続きも読んでいただけるとありがたいです。
ではまた。
初めてのヒジャブ
こんにちは、ASIAN RAD TEA COMPANY YUKAです。
この写真、びっくりしましたか?
実は私、先日初めてヒジャブをつけて歩きました。
ヒジャブ、とはイスラム教の女性が宗教上の理由から毛髪を隠すためのつける布です。
ヒジャブの他にもニカブなどもっと顔も全体的に隠すタイプもあります。
私は今シンガポールに住んでいるのですが、
シンガポールは多国籍国家でありたくさんの国籍や人種、宗教を持つ人たちが暮らしている国です。
ヒジャブをつけた人を見たことがない人なんてシンガポールにはいないと思います。
職場にも必ずと言っても過言ではないぐらいイスラム教の方がいます。
日本ではあまり見たけたことがない方がいるかもしれませんが、シンガポールやマレーシア、インドネシアなどでは本当に当たり前の光景なのです。
さて、どうして今回イスラム教ではない私がヒジャブをつけたのか、です。
私のお店のスタッフや、コンサルや商品開発でお世話になった現地の企業にももちろんイスラム教の女性はいて、仲の良い友人にもいます。
その中で友人のしていることが気になってラマダン(イスラム教の断食月)を経験したりして来ましたが、ムスリマ(イスラム教の女性)のヒジャブやニカブがどうしてかエキゾチックでミステリアスに見えていて、私もいつかつけて見たいなあと密かに思っていたんです。
そしてCB(シンガポールの軽めのロックダウン)が段階的な解除のフェーズに入り、
外出ができるようになってすぐムスリマの友人に連絡すると、
ヒジャブのお店で働いているから遊びにおいで!と言ってくれました。
当日、ムスリマメイクを意識していつもより濃いめのメイクをして、
暑いけれど長袖を持ち、(肌を露出できない)
ドキドキしながら友人の働くお店へ行って来ました。
白を基調とした明るい店内、
友人の他のスタッフも全員気さくに話しかけてくれとても居心地が良かったです。
実際私はイスラム教ではないので場違いかな?とも少し思ったのですが
そんなことはなくとてもHappyな接客で出迎えてくれました。
そしてカラフルでたくさんの素材のヒジャブを何度も試着させていただき
お気に入りのパープルがかったブラウンのヒジャブをGETしたのでした!
選んでいる時間、試着させていただいている時間はいつものお洋服を選んでいる時間と何ら変わりなかったです。
『ねえ、これってすごくファッションだよね?』
と私がいうと
即答でYes,オフコース。
やっぱりそうなんだと思って、
何だか勝手に厳しそうって想像していたムスリムなのに
みんなとても明るくてキラキラした表情をしていたのが印象的。
インナー(ヒジャブをかぶる前に髪の毛をまとめるためにかぶるもの)や、
ヒジャブの巻き方などいろいろ教えてもらって、
最後は購入したヒジャブを頭に巻いてもらい、アラブエリアを散歩しながら帰宅したのでした。
思ったより暑くなかったことに自分でもびっくり。
どちらかというと、個人的にはヒジャブを巻いた頭より長袖を着た体の方が暑かったです。
他のムスリムの友人たちに写真を送るとみんな『似合う!!』と
言ってくれてすごく嬉しかったです。
中東出身のムスリムの友人には、
アジアのムスリムと中東のムスリムでもヒジャブの巻き方や着こなしが結構違うんだよ、
と教えてもらいました。
なるほど。奥が深いです。
最近ではハナ・タジマがムスリム向けのファッションでユニクロとコラボしたり、
ラハマリア・アウファ・ヤジッドさん
https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/aufa-tokyo
というインドネシア出身で日本在住のムスリムのファッションインフルエンサーなど
日本でもちらほらムスリムの話題を聞くことが少しずつ増えてきた印象です。
先日アウファさんの日本語とインドネシア語のインスタライブを視聴させて頂いたのですが
ヒジャブとハットを合わせるスタイルやストリートスタイルのコーデなど、
ヒジャブのつけ方やファッションにもこんなにバリエーションがあって宗教を超えてファッションを楽しんでいるんだなというのが伝わって来て、とても勉強になりました。
同じ女性として私はムスリムの友人からヒジャブをつけていることで
外国で差別されたことがあるという話を聞いて本当にショックでした。
わたしはたまたま日本人の両親のもと日本で生まれ育ちましたが、
シンガポールでムスリムの両親から生まれた子だったかもしれません。
そのような少しの違いで自分がそういう目で見られたらどんな気持ちだろうな、心が痛くなりました。
ヒジャブをかぶっていようがいまいがわたしには関係なくて、友達は友達だし、
スタッフはスタッフ。
信仰が違ったり国籍や肌の色が違ってもお互いを尊重しあいながら付き合うことが
普通で当たり前のことになるといいなと心から思います。
ヒジャブをかぶってみたことで
わたしはちょっとだけ友人たちのことを知れたような気がしました。
今まで一度も同じ宗教になってよ、なんて言われたことはないのですが、
ヒジャブをつけたわたしを見て
みんな笑顔で「似合うよ〜!」と言ってくれて単純に嬉しかったのでした。
こうやって友達が増えていくと、
世界は広いようで狭いんだなと思わせてくれます。
もっと知らない世界を見てみたくなりました。
実際にわたしがヒジャブを選んだ動画はこちらをご覧ください⇩
https://m.youtube.com/watch?v=31hxG_5Dc04